ステンレス容器は透明ではないため容器内の残量を確認することはできませんが、容器にセンサーを設置することで、残量を一目で確認することができます。
更に投入機などの機械と連動させることで、中身が一定量減ると自動で補充させることもできます。
今回は、残量を確認できるレベルセンサーをご紹介します!
レベルセンサーの種類
レベルセンサーは容器内の液面の高さを計測します。容器内での高さを見るために、フロートを設置したり電気的に位置を測る方法があります。
様々なセンサーがありますが、その中からいくつかを紹介します。
フロート式液面計
フロート式液面計は、容器内にフロートを浮かべその高さを機械的に検出し、フロート内のスイッチにより電気信号を制御器に送る液面計です。
手軽でコストが安く収まります。
静電容量式液面計
静電容量式液面計は、材料の持つ固有の誘導率を検知し計測して電気信号を送る液面計です。
粉体や粘度の高い液体等にも使用できます。
センサーをフッ素樹脂などで被覆すれば腐食性液体にも 使用できます。
超音波式液面計
超音波式液面計は、容器内の液体に触れることなくその高さを検出し、電気信号を制御器に送る液面計です。
制御器はその信号によりバルブを駆動し、材料の供給などの自動制御や満水や減水などの警報を行います。
非接触でコンタミを嫌う薬液、食品タンク等に使用されています。
取り扱いも容易です。
容器に加工してレベルを計測する方法
センサーなどの機器を設置しなくても、ステンレス容器に加工するだけでレベルを計測する方法もあります。
目盛り加工
容器に直接目盛りを打刻します。使用しているうちにメモリが消えるということはありません。目盛りの間隔や数は、お客様の用途に合わせて調整することができます。
レベル計
容器の胴に継手を付け、半透明なパイプ(弊社ではPFAパイプ)を取り付けます。容器内の液体の高さを直接見ることができ、パイプの横に目盛りを設置し内容量を確認することもできます。ガラスパイプによる市販品もあります。
角フランジのぞき窓
容器の側面に設置するのぞき窓です。ガラスには耐熱強化ガラスを使用しています。容器内の液体の高さを直接見ることができるだけでなく、簡単に分解・洗浄ができるので取り扱いが簡単です。
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