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【特許取得】粉体供給を革新する「エアレーションホッパー」を支える新技術とは?
2025/03/04 13:00
エアレーションホッパー

MONOVATE株式会社は、新たな特許技術「微多孔性層」(特許第7624753号)を取得しました。

この技術は、粉体の詰まりを解消し、安定した供給を実現する「エアレーションホッパー」に活用されています。 特許技術の詳細をご紹介する前に、まずは「エアレーションホッパー」とは何か、その仕組みについてご説明します。

エアレーションホッパーとは?

エアレーションホッパー1
エアレーションホッパー2

エアレーションホッパーは、ホッパーの出口に取り付けて使用するアクセサリです。 ラットホール・ブリッジなど粉体の詰まりを防ぎ、スムーズな排出を促します。

このホッパーは二重のステンレス構造で、コンプレッサーからエアーを供給すると、その空気によって粉体が流動化し安定した供給が可能になります。

エアレーションホッパーが解決する課題

粉体供給の現場で発生する以下のような課題を解決します。

  • ホッパー内で粉体が詰まり、うまく流れない
  • 粉体のブリッジやラットホール現象が発生し、供給が安定しない
  • 排出しきれなかった粉体が固まり、ムダやロスが増える

▼ エアレーションホッパーによる粉体の流動化をご覧ください!

また、空気輸送機を使った粉体の自動搬送効率化にも貢献します。 詳しくは、以下の記事をご覧ください。

技術コラム:【実験】小麦粉・抹茶のラットホールを解消するには?エアレーションホッパーの効果を検証

「微多孔性層」ってどんな技術?

エアレーションホッパーの材質と構造には、今回取得した特許技術「微多孔性層」が採用されています。この技術は、以下の点で新規性が認められました。

新規性その1:微細な孔を持つホッパー設計

ホッパー構造
ホッパー構造詳細

内側のホッパーには直径70~200µmの微細な孔が配置され、圧縮エアーが通過することで粉体を均一に流動化します。 従来の多層金網構造とは異なり、粉体が内部に残りにくく、洗浄性に優れた設計になっています。

新規性その2:全方向からの流動化を実現する二重構造

二重構造

内側と外側のホッパーの間にエアーを送り込む空間を設けることで、粉体を全方向から均一に流動化します。

「エアレーションホッパー」の詳細はこちら!

「エアレーションホッパー」の詳細や導入のご相談については、以下のリンクからご確認ください。

エアレーションホッパーの詳細を確認する

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今回の特許取得に関するプレスリリース