ラバーヒーターとは

柔軟性のある薄型の面状発熱体で、シリコンゴムで覆われた電熱線を内蔵したヒーター。

ラバーヒーターは、シリコンゴムで覆われた電熱線を内蔵した薄型の面状発熱体で、高い柔軟性を持ちます。これにより、曲面や円筒形状の物体にも密着させて使用することが可能です。主な用途として、タンクやパイプの保温、油タンクやポンプの凍結防止、各種機器の加熱・保温などが挙げられます。

ラバーヒーターの特徴は以下の通りです:

  • 薄型設計:厚みが無く、限られたスペースにも設置可能です。
  • 柔軟性:シリコンゴム製で柔軟性が高く、複雑な形状や曲面にもフィットします。
  • 広範な温度範囲:-50℃から250℃までの温度域で使用可能です。

ステンレス容器と組み合わせて使用することで、高粘度液や凝固物の加熱・溶解に効果的です。例えば、MONOVATE社では、ステンレス容器に取り付けるシリコンラバーヒーターのオーダーメイド事例があります。

ラバーヒーターを安全に使用するためには、温度調節器やセンサーを併用し、適切な温度管理を行うことが推奨されます。

用語集の一覧に戻る
テーマ別に、用語集よりも詳しく解説した技術コラムもございます。
>>ステンレス容器の技術コラムはこちら