ノッカーとは
ホッパーやタンク内の粉粒体の付着や閉塞を防止するため、外部から打撃を与える装置。


ノッカーは、ホッパーやタンク内で粉粒体が付着・閉塞するのを防ぐため、外部から打撃を与えて内部の粉体を振動させ、流動性を確保する装置です。主にエアー式が一般的で、圧縮空気の力でピストンが容器の側面を叩くことで、粉体の付着や詰まりを解消します。食品、化学、医薬品業界などで広く使用されており、ステンレス製のノッカーは耐食性やサニタリー性に優れています。
ノッカーの種類には、以下のものがあります:
- エアーノッカー:圧縮空気を利用して打撃を与えるタイプで、打撃力の調整が可能です。
- マグネット式ノッカー:磁力を利用して打撃を与えるタイプで、強力な打撃力が特徴です。
ノッカーの設置には、容器の形状や材質に合わせた専用の台座や補強板が必要です。ステンレスホッパー型容器にノッカーを設置する場合、内面の粉体の付着やブリッジの解消を目的として、ホッパーやノッカーの仕様に合わせて設計・製作されたノッカー座が使用されます。
なお、粉体の排出を促すための改善措置は様々な方法があります。粉体の性質によってはホッパーに打撃を与えることでさらに排出が滞る(粉が締まり流動性が落ちる)場合もあります。似たような性質の粉体での事例を参考にする・導入前にテストを行うのがおすすめです。
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