オープンクリーンベンチ

囲いナシ・最短110秒でテーブル上にISOクラス1相当の清浄空間を形成するスーパークリーン生成装置
特長
Q&A

半導体・医薬品工場レベルの清浄度を「どこでも・110秒で」実現

対向させたプッシュフードからクリーン化した空気を吹き出し、中央で衝突した気流が垂直・水平方向に押し出されます。この気流が空気中のほこりなど(塵埃)を動かし、清浄度の低いエリア内でもピンポイントで世界最高クラス(ISOクラス1*)の清浄空間を形成します。

*空間の清浄度(クラス)を示す値。ISOクラス1とは粒径約0.1μmの粒子数が10個以下の空間のこと。

短時間でクリーンな環境を実現する気流とフィルタ

装置から吹き出る気流は周囲に拡散せずまっすぐ進みます。これにより短時間でのISOクラス1の清浄度を実現しています。生じる気流は手をかざしてわずかに感じられる程度なので、作業に悪影響を与えません。

内部には高い捕集性能を有した超極細繊維のエアフィルタを2枚搭載し、空気中の汚染物質をキャッチしています。
フィルタの交換頻度は年1回程度。工具などを使わず容易に交換できるため、メンテナンス外注などは不要です。
※フィルタの交換頻度は作業環境により異なります。

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一般的なクリーンベンチとの違い

無菌環境での試料取り扱いや細かい部品の組立・検査など、清浄度の高い空間で手元の作業を行いたい場合、一般的にはクリーンベンチを使用します。
本製品もクリーンベンチも基本的な仕組みは同じで、気流により空気中の微粒子を取り除き清浄度の高い作業エリアを作り出す装置です。

ですが以下のような従来のクリーンデバイスでは実現できなかったイノベーションにより単なるコンタミ対策を超えた生産力の向上に寄与します。

クリーン環境内外を隔てる囲いがない

通常クリーンベンチには囲いがあり、クリーンな空気を送り込むことで内部を陽圧にします。この気流が内部のゴミやホコリを外に出し、さらに外部からの侵入を防ぎます。作業をおこなう手元もギリギリまでシャッターを下ろし周囲からの異物混入を防いでいます。

オープンクリーンベンチでは周囲に囲いを作らずにクリーン空間を形成します。これにより、手元の作業性向上・一般的なクリーンベンチでは大きすぎて使用できない装置が使えるようになるといった利点があります。

電気代・メンテナンス費用を大幅削減

一般的なクリーンシステムでは電源を入れてから一定の清浄度になるまで立ち上がりの時間を要します。 特にクリーンブースなど広範囲のクリーンシステムではより時間がかかるため、誰も作業しない時間があっても電源を入れたままにする運用が一般的です。

本製品は電源を入れてから短時間で高い清浄度まで到達するため、使用時のみ電源を入れる運用が可能です。一般的なクリーンルームに比べ消費電力が1/3~1/10になった例もあり、ランニングコストを抑えられます。

またメンテナンスが非常に容易です。年に一度の内部フィルタ交換が主なメンテナンスですが、工具無しで交換できる非常に簡単な作業なので外部の業者さんなどを呼ぶ必要がありません。

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メンテナンスの方法と頻度を教えてください

使用前後の日常的なメンテナンスでは、フードの表面や設置箇所の清拭を推奨しております。

また、内部のフィルタを年1回程度を目安に交換します。交換時期になると本体のランプが点灯する仕組みです。交換作業は非常に容易で専門業者さんなどに依頼する必要はありません。

本体背面に「フィルタサイン」というランプがあります。赤いランプが点灯したら交換のサインです。
複数名で作業するため、もっと広範囲で使えるものが欲しいのですが。

幅約2,000mmの清浄空間を作り出すスタンドタイプがございます。また、部屋全体などより広い空間をクリーン環境にできるフロアータイプもございます。

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