接液部とは

液体と直接接触する機器や部品の部分。

接液部とは、ポンプやバルブ、配管などの機器や部品において、液体と直接接触する部分を指します。これらの部分は、取り扱う液体の性質(腐食性、温度、粘度など)に応じて、適切な材料で製造される必要があります。例えば、腐食性の高い液体を扱う場合、接液部にはステンレス鋼や特殊合金、耐食性の高い樹脂などが使用されます。

適切な接液部の材料選定は、機器の耐久性や安全性、メンテナンス性に大きく影響します。そのため、液体の特性や使用環境を十分に考慮し、最適な材料を選ぶことが重要です。

MONOVATEでは用途や扱う液体に応じて、接液部の材質変更や表面処理を承っております。

接液部の材質変更・表面処理の一例

  • 耐腐食性を向上させるため、接液部のみSUS316L材を用いる、電解研磨を施す。
  • 粘性が高い液体を扱うタンクの撥水性を向上させるため、接液部にフッ素樹脂コーティングを施す
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