甘酒から味噌加工品まで、1台で温調。
現場の声から生まれた、5年目の改善
納入から5年、現場で使われ続けてきた温調タンク。
その声に、もう一度向き合った記録。
その声に、もう一度向き合った記録。
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設備選定・導入のご相談はこちら課題
・手撹拌の大変さ:
製品ごとに手で温めながら撹拌していて、付きっきりで大変だった。
・少量しか作れない: 一度に作れる量が限られていた。
・少量しか作れない: 一度に作れる量が限られていた。
改善策
・展示会でMONOVATEを知る:
FOOMA JAPANで温調タンク(ヒーターユニット)を見つけた。
・導入前テストで効果を確認: 実際の味噌でテストし、効果を確かめてから導入。
・導入前テストで効果を確認: 実際の味噌でテストし、効果を確かめてから導入。
効果
・手作業がぐっと減った:
温度管理が半自動になり、付きっきりの作業が大きく軽減。
・量も多く作れるように: 一度に作れる量が大幅に増えた。
・量も多く作れるように: 一度に作れる量が大幅に増えた。
穀平味噌醸造場
1784年(天明四年)創業、長野県・小布施の老舗味噌メーカー。240年以上にわたり、天然醸造による味噌づくりを続けています。
味噌のほか、甘酒・塩麹・焦がし味噌など、麹を使った加工品も手がけておられます。
▲穀平味噌醸造場(長野県・小布施)小山社長にお話を伺いました
製造の現場と、導入前の課題
このタンクでは、普段どんなものを作っておられるのですか?
甘酒、塩麹、それから焦がし味噌のような味噌の加工品を作っています。麹を使った加工食品ですね。
甘酒は50~60度、焦がし味噌は90度ぐらいまで上げます。糖化させる工程なので、温度の精度が結構必要なんですよ。
▲この温調タンクで仕込んだ甘酒・塩こうじ・味噌加工品
この設備を入れる前は、どうやって作っておられたのですか?大変だった点も含めて。
導入前は、作るものによって温め方を変えていたんです。甘酒のような50~60度のものは、30リットルほどの寸胴に原料を入れて、投げ込みヒーターで湯煎。
焦がし味噌のように90度まで上げるものは、火にかけて直火で温めていました。
どちらも温度計を見ながら手で撹拌していたので大変で、一度に作れる量もごく限られていました。
温調タンクとの出会いと、導入の決め手
そもそも、うちの温調タンクはどこで知っていただいたのですか?
展示会(FOOMA JAPAN)で見かけて、「こういうのがあるんだ」と。
それで「これなら使えるんじゃないか」と、わざわざMONOVATEの八潮工場まで見に行きました。
最終的に「これだ」と思われた決め手は、どこだったのですか?
導入前に、実際にうちの味噌を20kgほど送って、撹拌のテストをしてもらったんです。
それがうまくいったので、「これなら大丈夫だ」と安心して導入を決めました。
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デモのご相談・お申込みはこちらずっと抱えてきた不具合と、5年目の訪問
当社の製品を使用いただいて5年程経ちましたが、正直「ここはちょっと…」と感じていた点はありましたか?
アンカー翼(粘度の高い中身を壁や底からかき取りながら混ぜる撹拌羽根)で撹拌すると、蓋が回ってしまうんですよ。
導入前のテストはペースト状の味噌で試して問題なかったんですが、甘酒製造となると、工程の段階で米麹と水だけでまだ固形分が多く、抵抗が強い。
回すのに強い力(トルク)が必要で、そのときタンクと蓋を固定している留め具(キャッチクリップ)が耐えきれず変形して、蓋ごと回ってしまうんです。
そうなると、回らないよう必死に押さえたり、いったん撹拌を止めて、手で混ぜながら、温度で少しずつ糖化して柔らかくなっていくのを待つ…という感じで、2~3時間つきっきりになることもあります。 留め具も変形するたびに叩いて直していて、そのうちダメになるんじゃないかと。導入直後から、ずっと不便でした。
そうなると、回らないよう必死に押さえたり、いったん撹拌を止めて、手で混ぜながら、温度で少しずつ糖化して柔らかくなっていくのを待つ…という感じで、2~3時間つきっきりになることもあります。 留め具も変形するたびに叩いて直していて、そのうちダメになるんじゃないかと。導入直後から、ずっと不便でした。
▲蓋を固定する留め具(キャッチクリップ)。撹拌の力で変形してしまう
そのお声を顧客満足度調査でいただいて、まず営業のMがお訪ねしました。実際に来て話を聞いたことは、率直にどう感じられましたか?
Mさんがお見えになって、ようやく、という感じでした。随分時間はかかっちゃったけど、
来て、話を聞いてくれた。それで充分だったんですよ。
その後、蓋の回転を抑える治具を作って、改めて取り付けにお伺いしました。実際に付けてみて、いかがでしょう?
これで実際に試してみて、回らなくなればいいですね。ありがとうございます。もう少し良くなれば、それでありがたいです。
▲現場の声を受けて製作した、蓋の回転を抑える治具
現場の運用の工夫と、これから
温度の精度が大事だとおっしゃっていましたが、ふだんはどう調整されているのですか?
ヒーターを自動でかけっぱなしにしておくと、狙った温度で止まらずに、そのまま上がりすぎてしまう(オーバーシュート)ことがあるんですよ。
だからジャケット(タンクを外側から温める加温部)の温度を見ながら、狙いの手前、たとえば60度まで来たら一度ヒーターを止めておく。
そうすると、あとは余熱でちょうどいい温度に落ち着いてくれるんです。
糖化の工程は温度がシビアなので、そこの見極めだけは、今でも気を抜けないところですね。
▲ジャケット内の温度を見て、上がりすぎる前にヒーターを止める
改めて、この設備が入って、現場はどう変わりましたか?
手作業の頃とは全然違いますね。以前は温度計を見ながら、止めたり手で混ぜたりと手間がかかっていたのが、
半自動で温度をかけながら撹拌できるようになって、日々の作業がぐっと楽になりました。
量もずっと多く作れるようになって、本当にありがたいです。
導入から5年ほど経ちますが、大きなトラブルもなく立派に使えていますよ。
今回のように現場の声をちゃんと聞いて、うまく改善してもらえれば、設備は当然良くなっていくはずですからね。
今回のように現場の声をちゃんと聞いて、うまく改善してもらえれば、設備は当然良くなっていくはずですからね。
▲治具を取り付けた温調タンク
【編集後記】
納入から5年。お話を伺いながら、私たちの対応にお時間をいただいてしまったことを、正直に反省しました。
蓋が回ってしまうという不便を、長く抱えさせてしまっていた。それでも見限らずに迎えてくださり、現場の声を聞かせてくださったことに、頭が下がる思いでした。
設備は、納入して終わりではありません。むしろ、使い続けていただく中で出てくる声にこそ、向き合う価値があると改めて感じました。
今回お持ちした治具がうまく働くか、これからしっかり見届けたいと思います。お忙しい中、温かく迎えてくださり、本当にありがとうございました。

