出張報告

(株)ミルボン ゆめが丘工場様へ見学に行ってきました。
2019/12/20 09:00

2019年11月21日、一般社団法人製剤機械技術学会様主催の工場見学会で、株式会社ミルボン ゆめが丘工場様に伺いました。ゆめが丘工場は三重県伊賀市、伊賀神戸駅から車で20分程度の新都市「ゆめぽりす伊賀」に位置しています。

見学場所

株式会社ミルボン ゆめが丘工場 様

見学内容

その数2400品種-多品種変量生産を可能にした「ゆめが丘工場」

今回見学させていただいたゆめが丘工場様は、現在国内唯一の生産拠点です。材料の入荷から調合、充填、そして出荷までをすべておこなっており、約2400品種にもわたる製品を生産されています。

これほどの製品を滞りなく生産するカギ-それは①効率的なレイアウトと②製造工程の自動化です。

工場内は生産効率化のために、入荷から出荷までの工程をすべて一方通行で行えるようレイアウト。人・原材料・製品の動線がクロスすることはないそうです。また、コンピュータ管理による自動搬送装置や構内倉庫の物流自動化を導入するなど、製造工程の自動化にも注力されていました。

しかし、決して自動化だけが進められているのではなく、多品種変量生産を可能にするために自動化をおこなっていないエリアもあります。計量から検査まで、それぞれの工程の特徴に応じて機械の力と人の力、各々の良い点を組み合わせることで、品質管理や作業の効率化が図られていたことが印象的です。

弊社の製造工程では、まだまだ製品の移動が多いです。それに対し、ミルボン様ではその企業努力によって、無駄なく洗練された製造工程が構築されており、感銘を受けました。

従業員を大切に、社会貢献にも尽力

ミルボン様では、従業員や地域の方々への配慮、社会貢献にも尽力されています。

福利厚生を充実させるなどの取り組みによって、ゆめが丘工場様の離職率は驚異の0.5%とのこと。また、工場が立地する広大な敷地の3割は、公園として一般の方々へ開放されており、近隣住民の皆さんが気軽に利用できるようになっています。

このほか、障がい者雇用にも力を入れておられます。積極的な業務依頼に加え、構内の全面的なバリアフリーを成功させたことによって安心安全な労働環境を実現しており、厚労省から認定をいただいているそうです。障がい者雇用の第一線で支援活動をされているといっても過言ではないでしょう。

従業員や地域の方々をはじめとした「人」、そして社会に貢献する会社の姿勢と、それを実現させる力を拝見することができ、知識と見識を深められました。

最後に、このような機会を用意してくださいました一般社団法人製剤機械技術学会の皆さまと、工場見学を受け入れてくださった株式会社ミルボンの皆さまにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 

弊社製品は化粧品業界で採用実績多数

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