塗料メーカー様に納入させていただいた、ペンキ分散工程用片テーパー型容器です。
ペンキの製造工程のひとつに「分散」があります。分散とは、凝集状態にあった顔料の粒子をバラバラにし再凝集を防ぐ、ペンキ製造において特に大切な工程のひとつです。
この容器は繰り返し分散する必要があるときに使われ、分散機と分散機の中継ぎのような役割を果たします。
特徴的なのは容器底板の傾斜角度。通常であれば、傾斜は約4.2%(2.4°)ですが、今回は約19.0%(10.8°)にすることで、ペンキをスムーズに排出できるようにしています。